2012年01月29日
尾崎呉服店2月の特集は
"勝山の帯特集"です。
京都、西陣の老舗メーカー「勝山織物」は、
養蚕から機織まで、織物にまつわる全ての工程を、他に委託せず自社で手がけています。
手仕事の伝統を大切に守り、丁寧に織り上げられた製品は、いたずらに華美にはしることなく、そこはかとない気品を備え、独特の美しい存在感を放っています。
勝山織物 袋帯 幸菱
¥399,000-
華やかな席やおめでたい場にふさわしい幸菱の袋帯。
軽やかで優しい色彩に、手織りならではの味わい深い風合いが特徴です。
派手過ぎず、かといって決して地味にはならない絶妙の上品さがあり、幅広い年代の方にお召しいただける頼もしい一本です。
勝山織物 九寸帯 笹蔓
¥157,500-
大胆な笹蔓文があしらわれた九寸帯は、着姿をきりりと引き締めてくれること間違いなしです。
無地感覚の紬などに合わせていただくと、帯の存在感が際立ちます。
勝山織物 小袋帯
各¥157,500-
半巾帯というとあまりにカジュアルで、浴衣に合わせるもの、羽織の下に締める簡易なもの、というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、
勝山の半巾帯(小袋帯)は一味違う大人のお洒落帯です。
おなじみの鳥獣戯画や神坂雪佳の描いた「狗児」をモチーフとしたものなど、シックで遊び心に溢れたものを取り揃えております。
"勝山の帯特集"
2012年2月6日(月)~2月26日(日)
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。
※表示価格に御仕立て代は含まれません。
カテゴリー|お知らせ
投稿者|前田
2012年01月23日
皆様こんにちは。尾崎呉服店です。
寒い日が続きますが、いかがおすごしでしょうか。
本日は着物スタイリスト秋月洋子プロデュース「れん」ブランドの小物をご紹介いたします。
ガラス帯留(二分紐用)
¥3,990-
コロンとした手作りガラス帯留です。
繊細なガラス細工で、中に箔が閉じ込めてあり、しずくのようなほのかな輝きをお楽しみいただけます。
二分紐
¥3,150-
帯締通しの金具が狭く活躍の場の無かった帯留も、二分紐でしたらお使いいただけます。
一つお持ちいただくと、コーディネイトの巾を広げていただけるのではないでしょうか。
帯留
¥6,300-
こちらは木の暖かさを感じるような、ほっこりとした小ぶりの木製帯留です。
天然素材ですので一つ一つ表情が違い、さりげないながらも個性的な小物使いをお楽しみいただけます。
かんざし
¥6,300-
シンプルながらも滑らかな曲線が美しい木製のかんざしです。
まとめ髪がちょっと寂しい時などに重宝する品です。
引き続きフォーマル着物フェアも開催いたしております。
卒業式や入学式にお着物をとお考えでしたら是非一度ご来店くださいませ。
お待ち申し上げております。
"フォーマル着物特集"
2012年1月4日(水)~2012年1月29(日)
カテゴリー|人気商品
投稿者|森田
2012年01月13日
寒中お見舞い申し上げます。
早いもので、尾崎呉服店は新店舗で営業を始めて足掛け3年目の年を迎えました。
2012年も皆様の美しい着物生活のお手伝いをしてまいりたく存じます。
ご挨拶が遅くなりましたが、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
昨年のことですが、尾崎呉服店の店舗建築に関して、新たに2つの賞を受賞いたしましたことをご報告いたします。
まず、"第10回芦原義信賞"奨励賞を、設計を手がけていただいた竹中工務店広島支店設計部の門谷和雄氏、秦敏彦氏のお二人が受賞なさいました。
最優秀賞に当たる"芦原義信賞"は、このたび該当作品なしということで、優秀賞1作と奨励賞2作の計3作品が受賞しました。
今回の奨励賞は尾崎呉服店の店舗と、隣接する尾崎邸の両建築に対しての受賞です。
建築物そのものだけでなく、それを取り巻く環境や文化、コンセプトも評価対象とされました。
尾崎呉服店と尾崎邸は、既存の伝統的な日本家屋と斬新な現代建築を対比させ、老舗呉服店として新たな出発を果たした点が評価されての受賞です。
過去に受賞した際に何度かご紹介しましたので、簡単に受賞建築をご紹介します。
尾崎呉服店店舗兼社屋(左)と尾崎邸(右)
店舗入口の正面から見た外観です。
呉服店、質店、アートスペースという全く異なるジャンルで形成される三層構造の建築を貫く階段です。
3階のアートスペース"gridⅠ"です。
現代美術や着物、山陰に関する独自の企画展を展開しています。
同じく3階の"gridⅡ"です。
尾崎家13代目、洋画家として知られる尾崎悌之助が遺した作品を常設展示しています。
そして、同時に受賞した尾崎邸の内部がこちらです。
尾崎邸リビングダイニング。
"grid"の企画展出品作家や遠方からのお客様にお泊りいただくゲストルームです。
採光にグリッド構造のガラスブロックを使った書斎です。
尾崎邸は随所に旧家屋の建材が活かされ、現代的ななかにも伝統と歴史を感じられる構造になっています。
店舗、住居を通じて、「グリッド(格子)」状の構造がテーマとなっており、異なる空間を内包するそれぞれの建築物が統一感をもって存在することに重点が置かれました。
さらに、全国の優れたサインデザインに対して贈られる"第45回SDA賞"空間・環境表現サイン部門において、尾崎呉服店のショウウインドウを中心とした空間デザインが入選いたしました。
尾崎呉服店入り口横の、印象的なモアレ調で表現された部分は、尾崎悌之助が描いた七宝つなぎの意匠をモチーフにしています。
この七宝つなぎ文様は、長らく尾崎呉服店のメインイメージとして包装紙や紙袋に使用されてきたものですが、2010年の新店舗建築にともない、店舗の顔とも言える正面ウインドウにこの意匠を大胆に採り入れました。
尾崎呉服店ショウウインドウです。
(ここまで 写真撮影:古川泰造)
商品をディスプレイする横長のウインドウを囲むガラスのモアレ構造は尾崎悌之助の筆による七宝つなぎ文様をモチーフとしています。
尾崎呉服店のショッピングバッグや包装紙にも、この七宝つなぎ文様が施されています。
小物をお買い上げの際にお渡しする小さなサイズの紙袋は季節に応じて4色をご用意しております。
また、尾崎呉服店オリジナル商品にもこの意匠が活かされています。
因州和紙を使用したオリジナルレターセット。
オリジナル手ぬぐい。
尾崎呉服店新店舗は昨年より何度か賞を受賞していますが、
思いを込めて創り上げた建物と頂いた賞に恥じることのない呉服店であるよう、スタッフ一同努めてまいりたいと思っております。
過去の受賞のお知らせは
尾崎呉服店では、新年1月4日(水)から1月29日(日)まで
"フォーマルの着物特集"を開催しております。
これからの卒業、入学シーズンへ向けて、ご自分らしい晴れの装いをお探しください。
皆様のご来店をお待ち申し上げております。
カテゴリー|尾崎呉服店の建築
投稿者|前田