2016年11月18日
皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。
鳥取駅前の銀杏の葉がすっかり黄色に変わり、日を追うごとに寒くなってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
本日のブログでは、「この秋冬から憧れの着物暮らしをしてみたい」という方に、
お勧めのウール着物コーディネイトをご紹介します。
これからの季節に嬉しい暖かな着心地のウールは、丈夫でシワになりにくく、お手入れも楽ですので、
着用頻度が高い普段着物にぴったりです。
御仕立ても裏地が要らない単衣仕立てのため、リーズナブルにお作りになれます。
また、カジュアル着物ですので、コーディネイトで難しく考える必要はなく、
帯留などのアイテムで自由に遊びやすいのも嬉しいポイントです。
紬や小紋はまだハードルが高いとお思いの方でも、こうしたウール着物なら、
あまり気負うことなく最初の一歩を踏み出して頂けるのではないでしょうか。
日々の暮らしをより充実したものになさりたいなら、まず服装から変えてみられるのも一つのやり方です。
洒落感をたくさん詰め込んだ、ウール着物ならではのポップな装いをお楽しみくださいませ。
ウール着尺反 黒白 経絣
¥46,440-(税込)
イカット 九寸名古屋帯 黄、茶
¥32,400-(税込)
東レシルック長地伴 ピンク地 唐辛子柄
¥27,000-(税込)
オリジナル三分紐 赤×芥子
¥3,240-(税込)
帯留 七宝焼き
¥15,120-(税込)
伊と忠 帆布草履 ベージュ台 シルク印伝花緒
¥25,920-(税込)
おしゃれ足袋 濃茶 万筋
¥4,320-(税込)
白黒チェックのシャツのような経絣のウール着尺反に、絣に似た技法で織られるインドネシアの織り物「イカット」の
九寸名古屋帯を合わせたコーディネイトです。
お着物らしい絣柄もウール地だとモダンに見え、気軽さが増しているように感じます。
エスニック風で素朴な魅力を持つ帯はカジュアル着物と相性抜群で、
簡単に着慣れた感じも演出してくれる一本です。
普段着物に合わせるのなら、長地伴は気兼ねなくお家で洗濯できる東レシルックにしました。
質感が絹地に近いため静電気が起きにくく、ピンク地に唐辛子柄ですので可愛らしさも十分です。
アクセントに当店オリジナルの赤の三分紐を効かせて、華やかな雰囲気の七宝焼きの帯留を通しています。
洋服感覚に近くなるようにコーディネイトしましたので、足袋も定番である白足袋ではなく濃い茶色の色足袋を、
草履は優しいベージュ台にシルク印伝花緒の女性らしいものを選んで、足元までお洒落にまとめてみました。
街なかで悪目立ちすることなく、ちょっとしたお出掛けもうきうきしてくるような装いです。
日常生活に、もしくは少し早いですが、お正月にご家族と過ごされる団欒のひと時に、
お召しになられてはいかがでしょうか。
*お仕立て代は価格に含まれておりません。
*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、電話やメールでご連絡を頂き、
ご注文を承ることは可能です。気になられる商品がございましたらお気軽にお尋ね下さいませ。
"羽織フェア"
-お洒落にあたたかく-
2016年11月7日(月)-12月25日(日)
帯付き姿はさすがにもう寒いと感じておられる方が多いのではないか、と思います。
羽織に向く紬や小紋、高い保温性を持つ輪奈ビロードのコート反を
ご用意して皆様をお待ちしております。
この機会にどうぞ、当店までお越し下さいませ。
*12月の定休日と年末年始休業のお知らせ
定休日・・・12月21日(水)
年末年始休業・・・2016年12月31日(土)~2017年1月3日(火)
※12月30日(金)は17時までの営業です。
(通常は18時まで営業しております)
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。
カテゴリー|本日のコーディネイト
投稿者|呉服スタッフ
2016年11月11日
皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。
本日のブログは、当店3FのアートスペースgridⅠ、Ⅱから企画展のご案内です。
gridⅠでは"尾﨑悌之助名作展"を開催します。
鳥取の自然や海外の風景を描いたもの、晩年のモノクローム絵画に人物画などの代表作を、
特に大作を中心に展示します。
今回は過去の展示のようにテーマを絞っていないため、悌之助が題材とした様々なモチーフの作品を
一つの空間でご覧いただけ、その世界観に触れることができます。
大きなキャンヴァスに描かれた人物や風景には迫力があり、見る人の心をとらえて離さない魅力がありますので、
この機会にどうぞ足をお運びくださいませ。
2016年11月17日(木)―12月30日(金)
"尾﨑悌之助名作展"
gridⅠ
また、当店から徒歩3分程度のところにある川端画廊でも、「没後30年記念 尾﨑悌之助展」が開催されます。
こちらは1950年代から晩年までの悌之助の作品の中から、小作を中心にした展示です。
合わせてご高覧ください。
2016年11月17日(木)-28日(月)
-没後30年記念-尾﨑悌之助展 1950年代~晩年まで
川端画廊 (鳥取市川端3丁目102 TEL/0857‐21-6680)
gridⅡでは、鳥取市在住のコレクターが収集した作品を展示する"S&Sコレクション"を開催します。
今回で2回目となり、前回と同じくコレクターが親交を結んでいた作家たちの作品を9点展示します。
国際的に活躍する藤本由紀夫に、津上みゆきや齋藤有希子といった実力ある女性画家の作品を
鳥取で目にすることができる、数少ない機会です。
第一線で活躍する作家たちの作品を通して、現代美術の多様な広がりをお楽しみ頂きたいと思います。
2016年11月17日(木)―12月30日(金)
"S&Sコレクション"
gridⅡ
どちらの展示も、期間は2016年11月17日(木)-12月30日(金)までです。
皆様のご来場をスタッフ一同心からお待ちしております。
カテゴリー|grid
投稿者|呉服スタッフ
2016年11月07日
皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。
日ごとに寒くなり、秋の終わりが近づいてきたように思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当店でも今月から"羽織フェア"がスタートし、スタッフも羽織を着用するようになりました。
帯が上手く結べなかったときでも、羽織を着れば見えなくなってしまうので、
いつもより気楽に着付けられるのも嬉しいポイントですね。
本日のブログでは、フェアに合わせたコーディネイトをご紹介します。
今回は、是非カップルでお召し頂きたい、男性と女性の装いを考えてみました。
仲睦まじいお二人を演出できる組み合わせです。
信州飯田紬着尺反 青緑
¥102,600-(税込)
勝山織物 角帯 黒地 笹蔓 手織
¥129,600-(税込)
御召着尺反 グリーン地 黒縞
¥84,240-(税込)
羽織紐 石付
¥16,200-(税込)
現在、羽織は小紋や紬から作るのが一般的ですので、男性の羽織にはシワになりにくく、
シャリ感があるため脱ぎ着しやすい、御召の着尺反を選びました。
お着物には真綿入りで暖かい、これからの季節に最適な飯田紬を合わせています。
帯や小物次第で、様々な着こなしのバリエーションを生み出せるシンプルな取り合わせです。
角帯は西陣で人気の帯メーカー「勝山織物」のもので、黒地に金糸で織りだされた笹蔓がさり気なく光り、
着尺の印象をきりっと引きしめてくれるシャープなデザインです。
飴色の石付き羽織紐で洒落感を取り入れ、ダンディな男性をイメージさせる装いになりました。
男性着物のスタンダードのようなコーディネイトですので、初めてお着物を誂えられる方にもお勧めです。
色無地 ナチュラルタッサー 墨色地 畳地模様
¥162,000-(税込)
勝山織物 九寸名古屋帯 黒地 笹蔓
¥270,000-(税込)
宮島栄三 紬着尺反 グレー地 小紋柄
¥216,000-(税込)
羽織紐 パール ラピスラズリ
¥6,480-(税込)
女性は、色数をおさえてすっきりとまとめた、江戸好みのコーディネイトにしています。
野蚕糸の一つであるタッサーシルクを使った墨色の色無地は、立体感のある畳地模様で、
光によって色の濃淡が微妙に変わる繊細な魅力を宿した一枚です。
体のラインに沿う綺麗な着姿になるよう、張りが少ない柔らかな風合いの紬を羽織にしています。
絞り染めされた白の水玉を雪に見立てて季節感を表現してみました。
パールとラピスラズリを配した羽織紐が、品良くお洒落なアクセントになっています。
帯は男性の角帯と同じ織元、デザインのものを締めました。
角帯の時はクールな雰囲気が際立っていましたが、女性に合わせると、柔らかな丸みを帯びた笹蔓が
シックな中にも女性らしい表情を覗かせてくれます。
お洋服やスーツの方が多いシーンでも、すっと溶け込めてしまえそうな装いです。
男性、女性ともに無地のお着物とあっさりとした色柄の羽織を選び、帯の模様で統一感を出しました。
お洋服でペアルックだと気恥ずかしく思うこともありますが、
お着物だと自然に共通のアイテムを取り入れることができます。
お二人で美術館や観劇、ちょっとしたお集まりに参加される際に、お召しになられてはいかがでしょうか。
きっと素敵なカップルとして楽しい時間をお過ごしになれると思います。
*お仕立て代は価格に含まれておりません。
*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、
電話やメールでご連絡を頂き、ご注文を承ることは可能です。
気になられる商品がございましたら、お気軽にお尋ね下さいませ。
"羽織フェア"
-お洒落にあたたかく-
2016年11月7日(月)-12月25日(日)
スタッフが実体験に基づいたコーディネイトをご提案します。
今年こそ羽織を誂えたい、とお考えの方はこの機会にご来店下さいませ。
カテゴリー|お知らせ
投稿者|呉服スタッフ