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尾崎呉服店 店舗建築が受賞

2011年09月18日

ブログをご覧の皆様にお知らせです。


2010年10月10日に新築オープンした尾崎呉服店の店舗を含む株式会社小田屋尾崎の社屋と、隣接する尾崎家住宅の建築で、両建築作品の設計を手がけていただいた竹中工務店広島支店の門谷和雄氏と秦敏彦氏が、
平成23年 日本建築士会連合会賞の最高賞である「優秀賞」を受賞されることになりました。


日本全国の建築作品の中から、審査を経て毎年5作品程度が入賞するこの賞。規模の大小に関わらず、その建築の技術、有用性、地域との関わり、コンセプトなど幅広い観点から評価され、かつ美しい建築物に贈られる賞ということです。


尾崎家住宅は新社屋に先駆けて2006年に竣工した建物です。尾崎家住宅新築を通して信頼関係を築いた門谷氏、秦氏に2010年の新社屋設計もお願いしました。
その間、幾度となく重ねられた綿密なミーティングが建築作品となって結実し、今回の受賞につながったことを大変嬉しく感じております。

社屋と新居(夜景)_picnik.jpg
前の通りから受賞した新社屋と尾崎家住宅を臨む一枚です。


向かって左が社屋で、1階が尾崎呉服店、2階が尾崎質店、3階がアートスペース"grid"という3層構造になっております。


向かって右が尾崎家住宅で、通りに面したガラスブロックの採光は新社屋3階のアートスペースの名称になった"grid"(格子)を表現しています。


それでは、簡単に各部をご紹介いたします。
呉服店全体.jpg
社屋1階、尾崎呉服店 店内です。
従来の呉服店のイメージからの脱却を図り、洗練された大人のお洒落をご提案する明るく開放的な空間になっています。


1階から階段.jpg
社屋の1階から3階までを貫く印象的な階段。
この吹き抜けが、異なる3つのジャンルを同じ空間に共存させる核の役割を果たします。


質店_picnik.jpg
社屋2階の尾崎質店のお預りカウンターです。
明るく現代的な店内で、お客様のプライバシーにも配慮した構造になっております。


gridⅠ.jpg
社屋3階アートスペース"gridⅠ"。
現代美術、着物、山陰などをキーワードに企画展やイベントを開催します。
gridⅡ.jpg
社屋3階アートスペース"gridⅡ"。
尾崎家13代で、洋画家として知られる尾崎悌之助(1910-1986)が遺した作品を常時展示しております。


ここからは同時に受賞した尾崎家住宅も少しご紹介いたします。
尾崎邸 書斎2_picnik.jpg
冒頭の外観写真で一面グリッド状の採光が施されていた書斎の内部です。
1階から3階までの吹き抜けの構造になっており、壁一面が書棚になっています。
北側(写真左)の書棚に本を収納していくことで、屋内から漏れる光が変化し、夜間の外観の表情を変えていきます。


尾崎邸 ダイニングから中庭_picnik.jpg
尾崎家リビングダイニングから中庭を臨みます。


尾崎邸 廊下_picnik.jpg
玄関の廊下には旧尾崎家住宅の建材が活かされました。


尾崎邸 ゲストルーム_picnik.jpg
ゲストルームです。
旧尾崎家住宅の欄間や障子の桟などが効果的に活かされています。
鳥取の地で15代にわたり商いを続ける尾崎家の歴史を、宿泊されるお客様に感じていただけるように工夫されています。
アートスペース"grid"の出品作家や美術関係者の方々がご来鳥の折にご利用いただく機会が多い一室です。


尾崎邸 中庭_picnik.jpg
中庭からリビング方面を臨んだ一枚です。


個人宅の内部は普段お目にかけることはできませんが、
社屋の建物は営業時間内はいつでもご覧いただけます。
ぜひ、空間を味わいにお出かけください。
尾崎呉服店セレクトの商品とともに、そこから私たちの求めている「理想」を少しでも感じていただけましたら幸いです。


以前、同建築で、設計の秦敏彦氏が竹中工務店の2010年度設計技術賞を受賞したお知らせの際に店内の様子などをご紹介したブログも是非ご覧ください。

小田屋尾崎新社屋・店舗建築が受賞しました


(写真撮影:古川泰造)

カテゴリー|尾崎呉服店の建築

投稿者|前田