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秋単衣附下コーディネイト -格式のあるお茶会へ-

2017年08月11日

皆様、こんにちは。
尾﨑呉服店です。

まだまだ暑い日が続きますが、だんだんと単衣の季節が近づいてきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。


本日のブログは、現在開催中の「お茶席の着物フェア ―秋単衣コーディネイト-」に合わせた
着尺と帯のご紹介です。
前回は気軽な茶会をイメージしましたので、今回は格のあるお茶会に向く附下のコーディネイトを考えてみます。
秋単衣の着用期間は9月から10月上旬までとそれほど長くありませんが、紋のない色無地などでは
ちょっともの足りないと感じるようなお席に招かれたときのことを考えて、フォーマルなお着物も
きちんと用意しておきたいですね。
お茶席に馴染むよう、華やかすぎず地味すぎないちょうど良い加減を意識しながら、
着尺と帯を組み合わせました。


単衣附下 唐花.jpg 単衣附下 唐花アップ.jpg 都織物 菊、松菱、亀甲文.jpg
シコロ織草履&数寄屋袋.jpg 数寄屋袋 鳥.jpg
シコロ織草履アップ.jpg シコロ織草履かかとアップ.jpg
附下着尺反 グレーベージュ地 花唐草
 ¥291,600-(税込)
都織物 袋帯 松菊亀甲文
 ¥216,000-(税込)
数寄屋袋 華唐草に鳥 
 ¥16,200-(税込)
伊と忠 草履 革巻き台 シコロ織花緒
 ¥77,760-(税込)
グレーベージュ地に花唐草が描かれた、はんなりとした印象の附下です。
さりげなく柄におかれた金箔が、品良く映ります。
生地は楊柳で、特有のシボが入っている単衣に適した反です。
洒落要素のある軽めの附下ですので、紋を入れてフォーマル感を強めても良いですが、
ここでは、重厚感ある袋帯で格を上げてみます。
亀甲の中に松や菊の意匠が織り出された、華やいだ雰囲気を持つ「都織物」の袋帯です。
金糸と白糸のバランスがちょうど良いので、重厚感がありながら仰々しさを感じさせません。
小物は、唐織の帯地を使用した品格のある数寄屋袋に、「伊と忠」のシコロ織の草履を合わせています。
ご友人の茶名披露のお茶会や、社中の方のお祝いの茶事など、礼装感だけでなく華やかさも欲しい
おめでたい席をイメージしました。
やや大ぶりの模様の帯に若々しさがあるので、20代後半から30代くらいの女性にお勧めです。


単衣附下 網千鳥.jpg 網千鳥附下アップ.jpg 袋帯 亀甲.jpg
銀色草履台七宝花緒&数寄屋袋.jpg 華文数寄屋袋アップ.jpg
銀色草履台&七宝花緒.jpg 銀色草履台かかと.jpg 
附下着尺反 グレー地 網千鳥
 ¥372,600-(税込)
池口平八 袋帯 濡れ抜き 唐織 白地 亀甲詰
 ¥540,000-(税込)
伊と忠 草履台 銀
 ¥36,720-(税込)
伊と忠 花緒 七宝 銀
 ¥10,800-(税込)
数寄屋袋 襷に華文
 ¥19,440-(税込)
グレー地に白上げで表した網千鳥が映える、楊柳の附下です。
しっとりとした落ち着きのあるお色目は、40代から50代くらいの方に似合います。
銀糸や白糸で亀甲を織り出した、格のある唐織の袋帯で、すっきりとまとめました。
七宝の花緒を合わせた美しい銀色の草履台は「伊と忠」のもので、
上質なコルクが使われているため、高さがありながらも履き心地は大変軽いです。
最後に、華文の周りを蝶が舞う帯地で作られた数寄屋袋で、控えめな洒落感を演出しています。
古典文様の着尺に、白を基調とした上品な帯を組み合わせた、お茶席に向く清潔感のあるコーディネイトです。
一つ紋を入れて、正午の茶事や、大寄せであっても改まった装いが必要とされる献茶式などにいかがでしょうか。


*お仕立て代は価格に含まれておりません。
*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、
電話やメールでご連絡をいただき、ご注文を承ることは可能です。
気になられる商品がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。


お茶席の着物フェア
-秋単衣コーディネイト-

2017年8月7日(月)-8月27日(日)

お茶会の季節に向けて、単衣着物の準備はもうお済みですか。
どうぞお気軽にご来店くださいませ。


8月は下記の日程でお休みをいただきます。
お盆休み・・・13日(日)、14日(月)、15日(火)
定休日・・・16日(水)

ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願いします。


カテゴリー|本日のコーディネイト

投稿者|呉服スタッフ