2017年08月22日
皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。
朝晩が少しずつ涼しくなってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
本日のブログでは、現在発売中の「美しいキモノ2017年秋号」に掲載された新入荷の小紋をご紹介します。
「美しいキモノ」の巻頭特集で女優吉田羊さんがシックに着こなしている小紋をご覧くださいませ。
大ぶりでクラシカルな柄ゆきが目を惹く、良い意味で"個性派"の一枚です。
小物の取り合わせが絶妙であるため、小紋の存在感がさらに引き立ち、洗練されたコーディネイトに
仕上がっているのが分かります。
そこで、今回は雑誌と同じように小物にこだわりながら、秋のドレスアップシーンに向く、
当店ならではの装いを考えてみました。
アートギャラリーのオープニングパーティーなど、品よく、でもちょっと凝ったお洒落をなさりたいときに
いかがでしょうか。
小紋 シルバーグレー地 裏菊 八掛付
(※雑誌掲載商品のため、仮仕立てになっています。)
¥324,000-(税込)
織楽浅野 九寸名古屋帯 くずし七宝
¥151,200-(税込)
帯揚 草木染 グレー
¥14,040-(税込)
三分紐 真田紐 黒、茶
¥3,456-(税込)
帯留 本べっ甲
¥270,000-(税込)
白を含んだようなシルバーグレー地に、秋らしい菊が染められた小紋です。
一般的な菊文とは少し違う、裏側から見た菊を意匠化したもので、はっきりした藍と黄のコントラストが
柄の表情をより強めています。
大きめの模様と対照的に、地紋は菱を緻密に連ねた細やかなもので、大胆さのなかに繊細さがのぞく
印象的なデザインが魅力です。
附下にも思える柄ゆきなのに、着用範囲の広い小紋ということが嬉しいポイントで、
フォーマルに限定されないドレスアップスタイルをお楽しみいただけます。
合わせたのは、現代的センスが光る西陣の帯メーカー「織楽浅野」の帯です。
金糸、銀糸で七宝繋ぎを崩したような模様が織り出され、きちんと感と洒落感がバランスよくミックスされています。
アクセントとして真田紐の三分紐に、つややかな光沢を放つべっ甲の帯留を通しました。
べっ甲の帯留というと装飾に凝った古典的なデザインのものが多いですが、こちらは円を二つ重ねたような
シンプルな形で、スーツやドレスの方が多い場所でも、自然に溶け込んでくれるモダンな雰囲気があります。
また、小紋に配された菊文と同じ円形ですので、着物との相性もばっちりです。
最後に楊梅(やまもも)で染めた優しいグレーの帯揚を馴染ませ、全体の色調を整えています。
一つ一つこだわって選んだ小物は、コーディネイトの完成度を上げるとともに、
華やいだ席での話題のきっかけになってくれそうです。
きっと、会場に映える素敵な着姿を演出できるのではないでしょうか。
*お仕立て代は価格に含まれておりません。
*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、
電話やメールでご連絡をいただき、ご注文を承ることは可能です。
気になられる商品がございましたら、お気軽にお尋ねくださいませ。
お茶席の着物フェア
-秋単衣コーディネイト-
2017年8月7日(月)-8月27日(日)
お茶会の季節が段々と近づいてきました。
秋単衣に向く着尺や帯、季節感を演出できる小物も厳選してご用意しています。
正式な茶事はもちろん、大寄せなどの気軽な茶会にも、是非お着物でお出かけくださいませ。
カテゴリー|新商品
投稿者|都