2018年03月02日
皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。
梅の蕾も咲き始め、段々と冬の終わりが近づいてきました。
春らしい色柄の着物に目移りする日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日のブログでは、現在発売中の「きものSalon 2018年春夏号」に掲載された、新入荷の袋帯をご紹介します。
(きものSalon 2018年春夏号) (掲載ページ P.61)
錦工芸 袋帯 グレー地 立涌菊桐文
¥324,000-(税込)
「きものSalon 2018年春夏号」P.61の5月~6月の結婚式向けコーディネイトで
使われている帯をご覧くださいませ。
優しい薄グレー地に、ふっくらと織り出された菊や桐文が映える袋帯です。
お太鼓の文様部分には胴回りにない立涌柄が配され、流れるような動きを感じさせます。
柔らかな帯地の地紋は精緻な菱がうっすらと入り、格式がありながら、洒落感も漂わせる魅力的な一本です。
薄手の帯ですが、単衣のお着物だけでなく袷にも締められますので、衣替えを迎えるこれからの季節に
きっと重宝すると思います。
披露宴といったおめでたい席のコーディネイトは雑誌で紹介されていますので、
ここではお茶席に最適な春単衣の装いを考えてみました。
附下着尺反 グレー地 ボカシ
¥194,400-(税込)
錦工芸 袋帯 グレー地 立涌菊桐文
¥324,000-(税込)
長地伴反 単衣 薄グリーン地 萩柄
¥43,200-(税込)
帯揚 ブルーグリーン
¥14,040-(税込)
帯締 平組 白
¥16,200-(税込)
伊と忠 夏帯地 利休バッグ 白地 松葉市松
¥41,040-(税込)
伊と忠 ソフト革草履台 シルバー
¥36,720-(税込)
伊と忠 花緒 金、銀糸花柄刺繍花緒
¥22,680-(税込)
青みを含んだ淡いグレイッシュな緑地に、薄小豆色など数色のボカシ染めが施された、
飽きのこないデザインの附下です。
紗綾型の地紋がお召しになる人をさり気なく引き立て、控えめな洒落感を生んでくれます。
華美に走らない上品な附下に、存在感のある大きな柄の袋帯がアクセントとなった、
シンプル過ぎず、華やいだ雰囲気も大切にした組み合わせです。
長地伴は、ミントグリーン地に萩柄を白上げで配した単衣用の反を選びました。
帯揚、帯締は初夏らしいお色目で統一し、お足もとは「伊と忠」の軽くて足馴染みの良い草履台に
金銀刺繍の花緒できちんと感を演出します。
仕上げに草履と同じく「伊と忠」の夏用帯地の利休バッグで、一つ先の季節を表現して、
単衣の頃のお茶席にぴったりのコーディネイトの完成です。
着物、帯だけでなく、長地伴にまで気を配ることで、より洗練された装いになっていると思います。
最後に、当店の若女将が「きものSalon」発売前に、今年の初釜で着用したコーディネイトをご覧くださいませ。
偶然にも附下と袋帯共に、雑誌とは色違いの装いになっています。
掲載誌では、附下のグリーンが印象的でしたが、こちらは白でまとめたしっとりとした着姿です。
附下着尺反 灰白地 亀甲に菊菱 (非売品)
錦工芸 袋帯 白地 立涌菊桐文(非売品)
バッグ デルヴォー タンペート ホワイト(非売品)
伊と忠 ソフト革草履台 シルバー(非売品)
伊と忠 花緒 金、銀糸花柄刺繍花緒(非売品)
リンクしている附下と帯の色合い、海外ブランドのレザーバッグが醸すラグジュアリーな雰囲気、全体を
引き締める淡い藤色の帯締、計算し尽くした小物使いが、知的でエレガントな美しさを引き出しています。
この度の新入荷の帯はお色目とデザインこそ少し違いますが、このようにコーディネイト次第で、
袷の季節の格式あるお茶席に相応しい装いが可能です。
尾﨑呉服店では、装いの洗練度を上げられるよう、帯揚や帯締、草履、バッグなども充実させています。
是非、着尺から帯、小物まで当店セレクトの商品で揃え、お召しになる方の魅力をアップさせてくれる
ワンランク上の着こなしをなさってみられませんか。
*御仕立て代は価格に含まれておりません。
*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、
電話やメールでご連絡を頂き、ご注文を承ることは可能です。
気になられる商品がございましたら、お気軽にお尋ね下さいませ。
" 紬フェア " -春色の着物をまとって-
3月5日(月)-4月29日(日)
木綿ほどラフになり過ぎない、大人の普段着として頼りになる紬着物。
今回のフェアでは春色でコーディネイトしやすい柄ゆきの紬を中心にご紹介していきます。
今年は着物の着用シーンを増やして、上級者向けの装いを楽しみたい、とお考えの方は、
是非ご来店くださいませ。
カテゴリー|新商品
投稿者|呉服スタッフ