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着物姿の要   平田組紐(角朝組紐・冠紐)のご紹介

2018年10月06日

皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。


今年の夏は、大変な災害が頻繁に発生し、交通機関も乱れ、今までにないような夏でした。
涼しくなって夏の疲れを出されたりされていませんでしょうか?
気候の変化が激しい時期です。どうぞ体調を崩されませんように・・・
元気に実りの秋を、芸術の秋を、おしゃれの秋を、楽しみましょう。


本日は、着物姿の要である帯締めのご紹介をいたします。
当店では、平田組紐の、角朝組紐40色と、冠(ゆるぎ)紐80色を、この度全色揃えました。
全色を揃えているところはなかなかないと思います。
是非、全色揃った帯締めをご覧いただきたく、皆様のお越しをお待ち申し上げております。


角朝組紐   巾:約1.5㎝   無地40色    各¥16,200-(税込み) 
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平たいものは、礼装・単衣向きになります。
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冠紐(ユルギヒモ)巾:約1㎝  無地80色  各¥16,200-(税込み)
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冠紐は、表が中央で半分に割れているのが特徴です。
少し細目で、丸みを帯びているので、カジュアルな雰囲気になります。
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ご存知のように、同じ着物・帯でも、帯締め一本でずいぶん印象が変わります。
上質な着物コーディネイトを考えるとき、ポイントになるのは、帯締めです。
帯締めは、身体の中心であるため、着物のコーディネイトの要となるのは、帯締めと帯の組み合わせです。
どんなに着物や帯でセンスの良いものを選んでも、帯締め選びを間違えると何となくそぐわない感じになってしまいます。
当店でも、着物と帯を選ぶ以上に、特に気を付けているのは、帯締めや帯揚げなどの小物のコーディネイトです。
帯締めだけで季節感を表せるわけではありませんが、着物や帯が同じものでも、帯締めの色遣いで刻々と変わっていく季節の移ろいを少し先取りして、多様に表現する事が出来ます。

帯締め選びのポイントとして、上品な感じに仕上げたい時には、着物、または帯の色の中から同じ色、または同系色を取ると品良くまとまり、また、インパクトのある着姿にしたい場合には、着物、または帯のメインの色目の反対色(補色)から取られると良いようです。反対色は、帯締めより帯揚げの方が効果的のようですが、これらのセオリーを考慮されて選ばれると上手くいくのではないでしょうか。

そして、主張の強い帯には、帯に溶け込む帯締め、帯揚げを合わせると帯が生きるようです。
また、お好みにもよりますが、帯揚げと帯締めを同色にすると「野暮ったい」と言われることもあります。

余談ですが、帯締めを帯と同色でまとめると、帯締めだけが浮いて見えず、目線を高い位置(帯揚げの位置)にすることが出来るので、足長効果があるそうです。
試してみてくださいね。


この秋の装いに、今までと違った雰囲気を楽しまれるためにも、お手持ちの帯締めのコレクションの数を増やされて、季節感の表現・コーディネイトの巾を広げてみられませんか?

当店では、上記にご紹介しました角組紐40色、冠紐80色以外にも色々と揃えております。
宜しければ、お手持ちの着物・帯をご持参いただいて、お気に入りの一本をお選び頂ければ、幸いでございます。

きっと、着物をお召しになられるのがより一層楽しくなり、美しくなられる事、請け合います!


*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、電話やメールでご連絡をいただき、ご注文を承ることは可能です。お気軽にお尋ねくださいませ。

カテゴリー|新商品

投稿者|呉服スタッフ

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