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凛々しく男前に ー仙台平袴地反ー

2020年02月03日

皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。


2月に入っても暖かく過ごしやすい日々が続いています。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

先月成人式が各地で行われ、若い男女の晴れ着姿がメディアで取り上げられていました。それを見ると毎年のことながら、女性の殆どは振袖姿ですが男性はスーツ姿が多く、残念に思いました。人生の節目である成人式には、男性も日本の民族衣装である着物で式典に臨んで頂きたいと呉服屋として切に感じました。けれど、成人式に男性が着物というと、ともすればヤンキー風になりがちです。尾崎呉服店では、ヤンキー風のけばけばしい男性着物とは一線を画す、清潔感のある正統派の男着物をご提案したいと考えています。

数年前、仙台出身のフィギュアスケートの羽生結弦選手が、国民栄誉賞の授与式の際、黒紋付に仙台平の袴を着用して登場したことは記憶に新しいところです。いつもの中性的なコスチュームとはうって変わり、日本男性の第一礼装を身にまとった男性的な袴姿に釘付けになったファンの方も多いのではないでしょうか。今回のブログでは、言うなれば羽生選手のような着姿を理想とする、凛々しく男前な黒紋付の着物と仙台平の袴を紹介したいと思います。


   袴 仙台平  200px.jpg   袴 反物.jpg 袴 着尺グレー 茶色.jpg仙台平 袴 証書.jpg
黒紋付着尺反 羽二重
¥99,000-(税込)
左) 仙台平 袴地反 縞 茶
 ¥275,000-(税込)
右) 仙台平 袴地反 縞 紺
 ¥275,000-(税込)
角帯 勝山織物 手織 笹蔓文様
 ¥132,000-(税込)
伊と忠 紳士用畳表 本ナメシ花緒
 ¥83,600-(税込)

 

 

 

 

 

羽生選手がはいていたのは人間国宝・甲田氏の精好仙台平の袴で貴重なものですが、こちらは比較的リーズナブルな新入荷の仙台平の袴地反です。向かって右が紺色の縞柄、左が茶色の縞柄の生地です。袴というとお茶席などでは無地袴を愛用されている方も多いようですが、ファースト袴には縞柄をお勧めします。無地よりも合わせやすく、また黒紋付の着物と組み合わせた場合、洋服のモーニングの配色に近いため、バランスがとりやすいからです。写真のような石持付の黒無地の羽二重に家紋を入れ、黒羽織に白羽織紐、白半衿に白足袋、白鼻緒をすげた畳表の雪駄を取り合わせれば、洋装のブラックフォーマルに相当する礼装として、成人式はもちろんのこと、大学の卒業式や結婚式、授賞式など各種の記念式典でお召しいただけます。

浴衣やウール、紬などの着物で着流しに慣れてきたら、そろそろ袴に挑戦されませんか? 紋付羽織袴を身に着けると、洋服にはない緊張感がみなぎり不思議と背筋が伸びるので、大人への第一歩を踏み出す成人式に最適です。また社会的ステイタスのある方で、海外でのドレスコードがある式典などに出席される折には、ホワイトタイに燕尾服、ブラックタイにタキシード姿の西洋人男性に気後れすることなく、日本人男性としてのアイデンティティを遺憾なく発揮することができます。男の色香漂う黒紋付に袴という究極のファッションで、大人の階段を登ってみられませんか?

 

 

 

 



 

*御仕立て代は価格に含まれておりません。
*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、電話やメールでご連絡をいただき、ご注文を承ることは可能です。気になられる商品がございましたら、お気軽にお尋ねくださいませ。

カテゴリー|新商品

投稿者|呉服スタッフ

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