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自然布の角帯で夏を満喫

2020年07月01日

皆様、こんにちは。
鳥取の尾﨑呉服店です。

 

いよいよ夏本番。洋服であれば、麦わら帽子、かごバッグ、サンダルなどの夏ならではの小物が気になる季節となりました。着物も薄物となりますので、バッグや草履、帯揚などの和装小物も徐々に夏物にシフトしていきたいですね。

 

今回のブログでは、天然素材の夏の角帯が二本新入荷しましたのでご紹介します。総じて女性は夏小物に敏感ですが、男性の場合、夏であっても通年使えるいつもの和装小物で済ましてしまいがちです。美は細部に宿るではありませんが、男性も女性を見倣って小物も夏仕様にこだわり、夏限定のお洒落をお楽しみ頂きたいと思っています。

綿麻の浴衣や小千谷縮といったカジュアルな夏着物に原始布の角帯を合わせると全体の格が上がり、ラグジュアリー感漂う装いとなります。是非、今年は男性も自然布の角帯で夏を満喫されませんか?

 

 

榀布もじり織角帯  500px.jpg      榀布角帯 証紙  300px.jpg
榀布角帯 もじり織り
 ¥198,000-(税込)

新潟の榀布の角帯です。新潟県村上市山熊田で採取された榀の木の芯皮を糸に紡いで原料にしています。経糸緯糸ともに榀糸で織られているため一見ゴワゴワとして締めにくそうですが、実際にお締めいただくと繊維が重なってキュッと良く締まり、着物初心者の方でも扱いやすいと思います。それ以上に魅力的なのが榀布の独特の風合いです。無地ではありますが、もじり織となっていますので所々に隙間があり、風が抜けるような涼感が演出され、いかにも夏らしい角帯です。きっとご満足いただける逸品です。

 

芭蕉布 角帯   600px.jpg   芭蕉布証紙6  500px.jpg
芭蕉布 角帯
 ¥286,000-(税込)

喜如嘉の芭蕉布の角帯です。芭蕉布は重要無形文化財に指定されているため、夏の定番素材として全国的に高い人気があります。沖縄の染織を本土でお召しいただく場合、風土が異なるため色や柄など慎重に選ぶ必要があるのですが、こちらの芭蕉布の角帯でしたら、違和感なく締めて頂けると思います。合わせる夏着物は薄地よりも濃地の縮や上布の方が角帯の素材感が際立ち、都会的にまとまりやすいと思います。年齢を問わずどなたにも好まれる夏帯です。

 

尾崎呉服店では、女性はもちろん、男性用の着物や帯、和装小物の品揃えも充実しています。お手持ちの夏着物に合わせたトータルでのコーディネートのご相談も承っています。是非、カップルでのご来店を心よりお待ちしています。

 

 

*御仕立て代は価格に含まれておりません。
*当店では積極的なネット販売は致しておりませんが、電話やメールでご連絡をいただき、ご注文を承ることは可能です。気になられる商品がございましたら、お気軽にお尋ねくださいませ。

カテゴリー|新商品

投稿者|呉服スタッフ

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